
─入社のきっかけを教えてください
スポーツ漬けの私にとって、身体を動かせる理想的な環境
身体を動かすことが好きだった私は、小学校・中学校と野球に打ち込み、高校は精神的な部分を磨くべく弓道に取り組みました。
学業面では簿記の資格を取得したものの、椅子に座って行う仕事に自分が向いていないことは自覚していたので、就職先を先生に相談したところ、地元企業で学校ともつながりのある寿屋フロンテを推薦してくれたんです。
電話応対などの事務系ではなく身体を動かす工場系だったので、ここだ、と思いましたね。
勤務にあたっては、30歳代の先輩たちと共に過ごす場合が多いと聞き、人見知りの自分が上手くやれるのか正直不安はありました。
しかし慣れてくるとそんな心配は消し飛び、地元出身の先輩も多く、気づけばすっかり溶け込んでいました。私は商業系出身なので工場という環境も当時は全てが目新しく、10年経った今でもワクワクすることがありますよ。
─現在の仕事内容を教えてください
1本のライン稼働を守り抜き、完成品を送り出す
埼玉工場には、稼働している生産ラインが6本あります。ラインリーダーは1人が1ラインを受け持ち、いま私はフロアカーペットのラインリーダーとして生産工程を担当しています。
フロアカーペットの材料を「原反(げんたん)」と言います。
ラインではこの原反を流しながら加工していきます。
順に機械をくぐらせていくイメージですね。
大まかには、まず加熱炉で原反に熱処理を加え、次にプレス機で成型し、さらに細かなトリミングを施すまでがラインでの自動工程、以降は作業者による付属品の取付を行い、完成した品に対して最終検査を完了するまでが私の役割です。

私が特に力を入れているのが、最終検査の工程です。付属品の取付と最終検査を行う作業者はアセアン出身の外国人が多く、私は完成品としての品質を充分に担保できるよう、できる限り皆とコミュニケーションを図りながら検査レベルの向上に努めています。
外国からの皆さんはある程度日本語が話せますし、通訳もいます。
最終的には人と人とのやり取りなので、慣れてくればすぐ分かり合えますよ。
─やりがいを感じるのはどんな時ですか?
手がけた商品が身近で愛用されている誇らしさ
各ラインには、扱う商品毎に工程スケジュールが設定されます。
問題なくスケジュール通りに全工程が完了した時は、ラインリーダーとして達成感を感じますね。
そしてもうひとつ、自分が製造に携わった商品が世に出て、役割を果たしているのを見ると胸が熱くなります。
先日、友人が新車を購入したというので乗せてもらったところ、足元のカーペットが私の手がけたものだったんですね。
友人とその話で盛り上がったのはもちろん、改めて自分の仕事に誇りが持てたように思います。
いま私は次のステップとして班長への昇格を目指していますが、単に作り手側の考えだけでなく、商品を使う側の視点も重視しながら、まずはラインリーダーの模範となれるよう改善に取り組んでいきたいですね。
─入社を考えている方にメッセージ
全社が一丸となって「働きやすさ」に注力
私が一番アピールしたいのは「働きやすさ」ですね。
寿屋フロンテにはしっかりした労働組合があり、さまざまな社内ルールに厳格に対応しているので、安心して仕事に打ち込めます。
たとえば残業時間は厚生労働省が定める36協定を遵守しており、繁忙期に過度な労働を強いられるといったことは一切ありません。
工場は黙々と働くイメージを抱いている方が多いかも取れませんが、当社には朗らかで話好きな社員が多く、困りごとが生じたらすぐに相談もできます。ぜひ一度、見学にいらしてください!
─とある一日の流れ
